Day: 2022年5月29日

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「聖霊」って何だろうか?

来週「ペンテコステ」を迎えるが、聖霊降臨の不思議な出来事(使徒言行録2章)を読んでもよくわからないところから、「ヘンテコステ」と思う人もいるのではないか。そこで「聖霊」について、理解を深めたいと思う。まず、「ペンテコステ」とは、ギリシア語で「50」を指す。主の復活から50日目に、主の弟子たちの上に天から聖霊が降り、教会が誕生したことから、その日を「ペンテコステ(聖霊降臨日)」という。なぜ、ペンテコステに「赤」を教会の色としたかというと、赤は聖霊の炎と、聖霊を受け世界に福音を宣べ伝えた弟子たちを象徴する色だからである。

旧約聖書には、「霊」という言葉はたくさん出てくるが、「聖霊」という言葉は出てこない。父なる神が土から人間を形づくられたあと、その鼻から吹き込まれたものが「命の息」(霊)である。それによって人は生きる者となった。(創世記2:7)。新約聖書には、「霊」も「聖霊」もたくさん出てくる。この「霊」という言葉は、「風」や「息」と同じ言葉である。風も息も、目に見ることはできない。しかし確かにそこに存在し、働くものである。霊もこれと同じように考えることができる。目には見えないが、私たちと共に歩んでくださる神として、私たちに働きかけてくださる。

「聖霊」は、神の働きかけと見るだけでは、聖霊の本質を見失う。教会では「三位一体の神」を信じている。父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊なる神、の三者で、別々の神ではなく、本質的には同一の神であり、それぞれの現象として異なっているにすぎない。丁度、H2Oが、水蒸気となり、水となり、氷となるように。ただ聖霊なる神は、三者の中でも、一番実体として捉えにくい神ではないか。

それでは聖霊なる神は、どのように働きかけてくださるのか。「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。」ヨハネ14:16-17。「弁護者」とは「助け主」「慰め主」とも訳せる聖霊なる神のことである。「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」同14:26。私たちが主の救いを理解し、主を信じたいと思うとき、実はそれは聖霊の働きによることだと主は言われる。「聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。」Ⅰコリント12:3。私たちが主を信じることができるのは、まさに聖霊の働きである。聖霊なる神が、一人一人の心に働いてくださることを期待したい。