今年もスチュワードシップ月間がやってきました。四週にわたって巻頭言と礼拝の中で証のリレーがあり、巻頭言はわたくし武と礼拝では藤原彩乃さんがトップバッターを勤めさせていただきます。よろしくお願い致します!…しかし 証というのはどうも苦手です。神様から日々いただく恵みはいっぱいあるけれど、それを言葉にするのは至難の業。毎週、礼拝と祈祷会のためにメッセージを準備される牧師を尊敬する瞬間でもあります。そんな私はいつからか、新聞のコラムや聖書日課で出会うみことばをストックするようになりました。いざという時のネタ集め?とでも言いましょうか。今日はその中から、冷蔵庫に貼って毎日眺めたいほどに心響いたみことばのお証をさせていただきたいと思います。
「あなたにゆだねられている良いものを、わたしたちの内に住まわれる聖霊によって守りなさい。」テモテへの手紙 二 1:14
これが我が家の冷蔵庫に貼ってあるみことばです。なかでも「わたしたちの内に住まわれる聖霊によって守りなさい。」という語りかけが私をふわりと包んでくれるように感じています。神様からのたくさんの恵みの良い管理人となるために、いろんな観点から学ぶスチュワードシップ月間ですが、神様の恵みと管理方法は一人一人に合わせてコーディネートされていると頭ではわかっていても、ついつい「ねばならぬ」に心が走ってしまうのです。「時間を大切にしなきゃ」「献金しなきゃ」「奉仕は喜んでやらなきゃ」そうやって自分をぐるぐる巻きにして、神様の恵みをまるで苦行のように思ってしまう、ふとした瞬間があります。そんな時、あのみことばに出会いました。「聖霊によって守りなさい。」私が頑張って神様からの良いものを守るのではなく、私の中に片時も離れずに住んでおられる聖霊が私を助けてくれるから、良いものを守っていけるんだ!そう思った時、ふぅっと肩の力が抜けました。
昨年公開されたアメリカ映画「アメージング ジャーニー 神の小屋」の中で日本の女優のすみれさんが聖霊の役をされ、美しく陽炎のようなその姿はとても心地よく印象に残っています。「頑張る」は「我を張る」ことだと戒めを込めて言われたりします。日常の中でちょいちょい聞こえてくる神様の声に、「私が」ではなく、聖霊にふわりと包まれて耳を傾け、その召しに応えていきたいと冷蔵庫を開けるたび思うこの頃です。