福音を宣べ伝えていきたい

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今年の干支は、辰(タツ)、即ち、「竜」である。聖書の中には、竜が至る所に登場する。最も有名な箇所はヨハネの黙示録12:9で「この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。」と記されている。聖書における竜は、悪役、禍いそのもので、竜は神によって滅ぼされる対象である。

マタイ24章には、世の終わりに起こる様々な苦難が描かれている。「偽の救世主が現れ、多くの人を惑わし、戦争が起きる。民は民に、国は国に敵対し、飢饉と地震が起こる。人々が、主を苦しみに遭わせ、殺す。主はすべての民から憎まれる。躓き、裏切り、憎み合い。偽預言者と不法がはびこり、愛が冷える。」私たちの社会を振り返ると、これらの多くがすでに起きていることがわかる。今年に入って、能登半島を震源とした大きな地震が起こったばかりである。まさに私たちは終末時代を生きている。

そのような状況の中で、私たちはどのように生きたらよいのか。主は、「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら―読者は悟れ―」マタイ24:15と言われた。ここでは力を込めて「読者は悟れ」と私たちに注意喚起する。私たちは苦難に直面した時、「もう、おしまいだ」と嘆きやすい。しかし、これで世の終わりだと主が言われたのではない。それどころか、「これらはすべて産みの苦しみの始まりである。」同24:8言う。主はそこから新しいことが始まるので、それは「産みの苦しみ」だと言う。私たちが悟ることができるためには、主の言葉を聴くことである。

戦争も飢饉も地震も異常気象も・・これらは、すべて恐ろしい出来事であり、できれば避けて通りたい。それはまさに「竜が立つ日」であるが、それを経て神の国は訪れると言う。「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」同24:13。「耐え忍ぶ者」とは、諦めないで祈る者であり、最後まで望みを神に託する者である。更に主は、そんな破局の時にこそやるべきことがあることを示された。「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」 同24:14。そんな現実の中でこそ、福音があらゆる民へ、全世界に伝えられなければならない。

今年も、苦難の日々は続くだろう。しかし、御言葉に立って苦難を見直し、悟り、主が来られる日まで、福音を宣べ伝えていきたい。そこに悔い改めが起こり、罪と死の苦しみから解放される人が起こされるだろう。名誉挽回のために、「竜」には天まで昇るという意味があるので、竜のごとく御国を目指して今年も歩んでいきたい。