神学校を支え、神学校で学ぼう!

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私は先月より東京バプテスト神学校で「信徒のための伝道学」をオンラインで受け持った。かつては教室のある茗荷谷教会に通える学生だけであったが、数年前よりオンラインも併用し、昨年からはコロナ禍もあって、ほぼオンラインだけの授業となった。オンライン授業の良さは、神学を学びたい人は、どこからでも出席できることである。遠くは札幌や青森からも出席してくださっている。7名の受講生の内、4名はライブ授業、あとの3名はビデオ受講である。ライブ受講生とはその場で質疑応答ができ、ビデオ受講生もレポートを通して、意見交換ができる。受講生の方々の、伝道に対しての熱き思いや取り組みやを伺って、こちらが励まされている。

家庭で、教会で、神学校の授業が学べるとは、なんという恵みではないか。上尾教会でも、聖書を学びたい、教会音楽を学びたいと思った信徒が、家庭で、教会で、ライブ授業で学んでいる。それが無理な時は、あとでビデオで学んでいる。そして、今まで気づかなかったことを教えられ、聖書の読み方や賛美の仕方や奉仕に大変役立っている。神学校に行く時代から、神学校が教会に来る時代になったと言える。

今、どこの神学校でも、牧師としての献身を志す人々、特に青年の数が減少してきている。西南学院大学神学部でも昨年まで2年間新入生はゼロで、今年やっと2名の新入生が与えられた。諸教会が若い献身者を生み出す力を失ってきている。さらに教会が牧師を招く力を失ってきていることも実感する。連盟の諸教会は、経常費500万円以下の教会は半数に上り、牧師をフルサポートできる教会は多くはない。仕事を辞めて献身しても、生活のために兼職を余儀なくされる現状がある。ですから、牧師という仕事に魅力を感じる若者が少ないのは、不思議なことではない。

「バプテスト主義の原則から言えば、牧師がしなければならない仕事とか、信徒がしてはいけない仕事はないのです。言い換えれば、伝道も牧会も教会全体に与えられた働きであって、様々な人々が担えるならば、教会の仕事はもっと豊かに拡がる可能性を持っているのです。」連盟『活力ある教会づくり』。献身は、牧師として召される人だけではなく、全ての信徒に求められている。今日、教会に仕える信徒がいつでもどこでも学べる神学校こそ、求められているのではないか。東京バプテスト神学校は、信徒としての働き人を養成し、連盟の諸教会によき主の働き人を送り出してきた。私たちも神学校を支えながら、よき主の働き人になるために、神学校で学ぼうではないか。