祈りによる一致     (教会員)   

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冬季オリンピックが盛況の内に終わりました。金メダルを獲得したスケートのパシュートが、新しい種目で、オリンピックの終盤を盛り上げました。パシュートでは各国のチームワークが注目されました。日本代表の女子選手は、個人のタイムでは、オランダ代表選手に及びませんが、チームになると、日本の方が何秒も早くなります。日本チームの特徴である一糸乱れぬ隊列により、オリンピックレコードを記録して金メダルを獲得しました。

この度、『教会生活の処方箋』を読み、教会においても、信仰の成長、牧会、教会形成の上でチームワークが大切であることを学びました。愛と信頼に満ち、信仰と祈りが一致している教会は、人数が少なくても、栄光を表す力強い教会となります。一人一人が自分にできることを心得、教会に仕える人が集う教会は、固い土台に立ちます。

上尾教会の特徴は、各世代の人数は決して多くはないですが、世代間の関係が良く、伝道のビジョンを共有し、良く祈り、良く捧げることだと思います。また、先輩方の祈りの姿勢から、いつも学ばせてもらっています。牧師館を取得した時にも、多くの献金が必要でしたが、祈りを合わせ、それぞれが精一杯を捧げ、無事に取得することができました。教会が一致して、大きな事を成し遂げる姿を見ることができました。

新しいバプテスマ者が増し加えられることを祈っていますが、今いる私たちがこれからの教会の中心を担っていくことになると思います。上尾教会で続けられている祈りの姿勢が次の世代に継承されれば、今後も教会の土台は揺るがないものとなると思います。個人的に静まって祈ることも大切ですが、共に集まり祈ることによって、祈りが養われ、教会の祈りが継承されます。また、側にいる者のためにとりなし、喜びや悲しみを語り合える交わりによって、私たちは支えられます。

今年度は仕事で祈祷会にほとんど出席できなくなってしまい、もう間もなく新年度に入ろうとしています。祈祷会に出席し、祈りの輪に加われるよう、身の回りの環境が整えられるように祈っています。今後、世代が変わっていく中でも、祈りによって一致する上尾教会の姿は変わらずにいたいと願います。

「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。(コリントの信徒への手紙 一 12章26節)」