新しい生活様式~クリスチャンバージョン~      教会員

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数か月前から、私たち家族は「新しい生活様式」を取り入れることにしました。とはいっても、密を避けてマスク、消毒、ということではありません。神様のみ言葉に触れるための新しい生活様式です。朝は15分ほど「デイリーブレッド」というサイトを用いて夫婦でディボーション。夜は家族で(パパの帰りが遅いときはママと娘だけで)「親子聖書日課」をしています。

私も夫もフルタイムで働いており、特に夫は残業が多く、決して時間的にゆとりがある家庭ではありません。よって、家族で聖書を読む、ましてや1分1秒を争う朝に夫婦で聖書を読む時間なんて存在するはずがないと思っていました。しかし、家庭内外の様々な試練を通して、神様は私たちをみ言葉を中心とした生活をするように導いてくださいました。主のなさる業は本当に時にかなって美しいと思います。

あれだけ「時間がない」と思っていた日々でしたが、いざ聖書を読むことから一日をスタートすると、むしろ心に余裕が生まれ、ゆったりとした気持ちで朝を過ごすことができるようになりました。夫婦の会話も増え、信頼関係がより強いものになったと実感しています。いつも3日坊主になってしまい、なかなか続かない私ですが、ここは「真面目にコツコツと」という賜物を神様から与えられた夫がいるお陰で、一日も欠かすことなく続いています。子供たちもだいぶスラスラ聖書を読めるようになり、お祈りも自分の言葉でしっかりとできるようになりました。教会学校で学んだこともよく覚えていて、聖書を読む前に「親子聖書日課」の答えがわかってしまう時もあります。神様が成長させてくださっていることに感謝です。

今、私たちの生きる世の中は、収束の兆しが見えないウイルスに翻弄され、混沌としています。また、オリンピック・パラリンピックという晴れやかな舞台の裏で、選手への過剰な誹謗中傷や、差別が問題となりました。聖書が語る「平和を実現する人々は、幸いである」マタイ5:9という意味を改めて考えさせられています。人間であれば、嫉妬や憎しみを抱くことはごく自然なことです。しかし、その悪の感情に支配されて終わる人生はあまりに虚しいです。この呪縛から解放されるために、日々み言葉から知恵と力をいただくことが必要です。神様が私たちを愛してくださったように、隣人を愛することができますように。弱く、すぐ不安になる私をも神様が平和の道具として用いてくださいますように。今日も祈って、一日を始めたいと思います。