御言葉に聞く習慣を養う    (教会員)

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今年度も終わりに近づき、教会では総会に向けて一年間を総括する時期になりました。私としては、北関東青年会の一年間の行事も終わり、少し気が抜けてしまう時期です。同時に、忙しい年度末ですので世の中のことに関心が向いてしまい、御言葉に対して耳が鈍くなってしまう時期でもあります。改めて、生活の中でどのような習慣を中心にすべきかを明確にしないといけないと思うこの頃です。

私たちの心が他の目的で占められていると、キリストが心に宿る隙間はありません。社会の関心事ではなく、まずは、御言葉に目を向ける必要があります。そして、生活全体がキリストに基づいたものとなるよう、御言葉をしっかりと土台に据え、良い習慣を身に付けていくことが大切です。クリスチャンである私たちが、この社会の中で時間を作って御言葉に学び、良い習慣を身に付けることは大切なことですが、忙しい生活の中ではなかなかできないことです。大きな実を収穫するため、信仰の成長のためにも時間を作って御言葉に学んでいけたらと思います。習慣を身に付けるためには、内面を変えていくことが大事になります。

「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。」(コロサイの信徒への手紙3章16節)

この聖句では、「キリストの言葉が心の内に豊かに宿るように」と教えられています。「互いに」と言われているように、教会生活を通して教会の方々と共に過ごす中で、私たちの内に御言葉が豊かに宿ることができます。祈祷会や教会学校で互いに御言葉から学んだことを聞き合い、共に賛美を歌い、主に感謝を捧げることが勧められいます。

もうすぐ春になり、イースターが待っています。新年度にどのような嬉しいことが待っているかを楽しみに、心を新たに教会に行きたいと思います。