平和を祈る                 教会員

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私は今まで戦争と聞いても、”日本の戦争は終わった””広い世界の一部で起きていることだ”と、どこか遠くの話のように感じていました。しかし、現在は身近なことと感じてきました。戦争の映像がテレビで取り上げられ、日常が一瞬で奪われる現実を目の当たりにし、自分の生活もいつ変化が起きてもおかしくないのだと自分事として考え始めました。目的のためならば人の命や自由を奪ってよいのか、他に方法がなかったのか、認め合うことができないものかと疑問もやみません。また、戦争で犠牲になる人や家族、日常を奪われた人々が何を希望に生きていけばよいのか絶望感を覚えます。戦争に恐怖を感じたというより、”戦争をしてしまう人間の心や力”に恐怖を覚えました。そんな時、私は神様に祈ることしかできません。

子どもの頃、77年前の戦争について学び、“人の命を奪ってまで得たいものは何なのか”とても疑問に思ったことを覚えています。もう戦争はしてほしくないと多くの人が学んだはずなのに、人間はまた同じ罪を犯しています。実際に戦争を体験した方も減ってきており、戦争の恐ろしさが薄れてしまっているのかもしれません。日本が戦争をし、たくさんの命が奪われたこと、たくさんの方が今も苦しんでいることを決して忘れてはいけないし、子どもたちに正しく伝えていかなければならないと思っています。

戦争や人々の争いを見る度、私たちは何のために生きているのか、神様はなぜ人間を造られたのか、と考えさせられます。創世記には、”人がそこを耕し、守るように住まわせた。””人が独りでいるのはよくない。助ける者を造ろう。”と書かれています。私たちは争い合うためでも誰かを支配するためでもなく、「助け合うために造られたのだ。」と神様は話しておられました。私はそのことを多くの人に伝え、一日も早く平和を実現できるようにと祈ります。

「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」マタイ22:37~39

私たちの罪を赦し、一日も早く慰めを与えてください。みんなが神様の平和を求めますように。