奏楽者研修会の恵み      教会員

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7月30日(日)、名古屋にある瑞穂教会にて礼拝の奏楽と奏楽者研修のご奉仕にあたってきました。他の教会で奏楽をする機会はほとんどないので、とても貴重な経験になりました。瑞穂教会の奏楽者研修は以前にもオンラインで実施したことがありますが、なかなか音がクリアに聞こえず苦戦しました。今回の対面での実施は和やかな雰囲気でスムーズに教えることができ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

讃美歌をどう弾いたらよいか分からない、緊張してうまく弾けない、テンポが会衆とあわない、そもそも奏楽者がいない・・・など、奏楽にまつわる悩みはよく耳にします。そんな時に教えてくれる人がいると心強いものです。私も今までいろんな方に教えてもらってきました。また、今の時代はYouTube でも様々な讃美歌アレンジを聞くことができるので、たまに聴いて参考にしています。

瑞穂教会の奏楽者たちからも、「自分のアレンジに限界がある」「緊張して速くなってしまう」「コードが分からない」など様々な声がありました。一人ひとりから「どうにかして上手になりたい!」という熱意があふれ出ており、私のほうが力をいただいて帰ってきました。讃美歌アレンジに100%の正解はありませんが、少しでも会衆が歌いやすく、その歌詞にあったアレンジができるようになることが奏楽者として大切だと思っていますので、まずそのことをお伝えし、奏楽のポイントと、個々の課題曲のレッスンを通してアレンジや弾き方のアドバイスをしてきました。音というのは弾く人の技術はもちろんのこと、その時の心の状態がよく表れます。適当に弾いているときは雑な音、丁寧に弾いている時は安定した音。つい素晴らしい奏楽とは、たくさんの装飾音をつけてカッコよく弾くことと勘違いしがちですが、本当に大事なことは、歌詞を噛みしめ、心を込めて主に賛美を献げる姿勢。そのように弾くときに、自分も聴いている人も主の平安を感じることができるのだと思います。

どんな初心者でも、讃美歌を弾くことは可能です。先日も、とある上尾教会メンバーから、「主われを愛す」を弾けるようになりたい。という話があり、ぜひやりましょう!といって盛り上がりました。奏楽はハードルが高くても、讃美歌を弾いてみたいということであれば、いつでもお声がけください。神様が与えてくださった「音楽」という素晴らしい世界をぜひ共に楽しみましょう。

「だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。」ヘブライ13:15