世界祈祷週間を迎えて   教会員

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米国南部バプテストの宣教師ロティ・ムーンの働きを覚えて始められた世界バプテスト祈祷週間。40年の長きにわたって中国宣教を担ってきたロティを支えたのは、南部バプテストの女性たちの祈りと献金であった。100年以上経った今もその活動は続けられ、私たちに受け継がれている。日本バプテスト女性連合は、目標献金額を4500万円とし、私たち上尾教会の女性会は20万円の献金目標額を掲げ、個別献金と年2回の惣菜バザー、常設のバザーをし、その収益を献げている。11月末から12月始めにかけての一週間(今年は11月25日~12月2日)は、私たちの目が世界に広げられる時でもある。

幾多の困難に出会いながらも世界各地で宣教に励んでおられる方々がいる。またその働きを直接的に支えるスタッフの方々がおられる。過日、西川口教会で北関東女性会一日集会がもたれ、日本バプテスト連盟宣教部国外伝道室長の井形英絵さんより具体的にその働きの大変さを伺った。実際に宣教を担っている宣教師たち、その働きを支えるスタッフ、更にそれらを支える私たちの祈りと献金、すべては世界宣教につながっている。

現在、連盟には、インドネシア派遣宣教師の野口日宇満・佳奈夫妻、カンボジア派遣宣教師の嶋田和幸・薫夫妻、シンガポール国際日本語教会に伊藤世里江牧師、アフリカのルワンダに国際ミッションボランティアとして佐々木和之・恵夫妻が働いておられる。女性連合の機関紙『世の光』に働きの詳細が紹介されている。また国内においても日本人男性と結婚したが、言語や文化の違いから必要な情報が届いていない外国からの移住女性たちへの支援のためにも献金がなされている。

「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」マルコ16:15

私たちの小さな平凡な毎日も、祈りと献金によって世界とつながっていること、御言葉につながっていることを改めて自覚したい。年2回の惣菜バザー、何を作ろうか、いくらの値段をつけようか、女性会メンバーは考える。それは楽しい時でもある。少しでも多くの収益を献げたい。私たちの祈りと献金は世界宣教につながっていると改めて思う。『世の光』10月号の最後に祈祷週間の祈りの課題が載せられている。祈りの課題を共に祈りましょう。共に献げましょう。