世界宣教の使命に生きる教会   野口 日宇満

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「イエスは、近寄って来て言われた。『わたしは天と地の一切の権能を授かっている。 だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。』」マタイ28:18-20

マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四福音書、また使徒言行録によると、復活のキリストの弟子たちに対する命令は、ただ一つ「全世界に出て行って福音を伝えよ」(大宣教命令)でした。それゆえに世界宣教こそ教会の最大の目的であり存在理由です。

教会が世界宣教を使命として掲げ、実際に宣教師を遣わすことによって、また祈りと献金をもって支えるとき、教会自身が主の恵みと祝福に満たされます。なぜなら、すべての民族にキリストの福音が伝えられることこそが主の願いであり、天と地の一切の権威を授かっている主は世界宣教の使命に生きる教会と共におられるからです。私たち日本のバプテスト教会は、アメリカからの宣教師たちの尊い祈りと犠牲によって福音の恵みに与るようになりました。受けるよりも与える方が幸いである、と主が語られたように、福音を受けた者の責任として、福音を喜んで伝えるものとなりたいと願います。

私たち家族は、日本バプテスト連盟の諸教会、伝道所の尊い祈りと献金によって8年前にインドネシアに遣わされました。インドネシアは、世界で最も多くのイスラム教徒が住んでいる国です。また300以上の民族が住んでいる多民族国家です。私たちは、この国に住むすべての人たちが福音を聞く機会が与えられるようにと祈りつつ主と教会に仕えています。

確かに海外宣教は、国内での伝道とは異なった難しさがあります。たとえば言語の習得、食習慣や文化の違い、本国では必要でないビザを毎年更新しなければならないこと、風土病からの守り、母国語でない言語での子どもの教育など様々な困難な課題を乗り越えなければなりません。けれども困難を通して私たちは主に祈り求め、自分の力ではなく聖霊の力と知恵に依り頼むようになります。聖霊に満たされる時に、私たちの内に宣教の情熱が溢れてくるのです。遣わされる者も祈り支える者も聖霊によって一つとされ、主の切なる願いである福音宣教に仕えるものとなりましょう。