クリスチャンホームの形成を目指して!

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上尾教会の中長期計画の柱は何か。それは「クリスチャンホームの形成と信仰の継承」である。この計画を実現するために何が必要か、主のみ心を祈り求めていきたい。

旧会堂時代、石田政美先生(横浜戸塚教会牧師)をお迎えした時、「教会建設は、家庭建設です。クリスチャンホームの形成ほど教会を強固に形成するものはありません。」と言われた言葉を思い出す。石田先生の御子さんたちもクリスチャンホームを形成し、開拓された横浜JOY教会でも大きな力になっておられると伺った。

旧約聖書の家庭像では、神の救いの計画は家族を通して果たされていった。神を畏れそのみ旨に従う家庭がイスラエルの理想であった。アブラハムは祝福の源となり、彼の子孫が「天の星のように、海辺の砂のように」祝福された。新約聖書の家庭像では、主イエスの家族関係を模範として取り上げ、初代教会が家族ぐるみの伝道を展開した。フィリピでは、パウロの伝道によってリディアという婦人が救われたことをきっかけとして家族が救われ、その家庭での集会から教会が誕生した。

上尾教会もまた大原姉の家庭での集会から教会が誕生し、ご家族も救われていった。クリスチャンホームは、信仰を支え合えるだけではなく、伝道の拠点になりえる。そのようなクリスチャンホームが形成されるために、ある教会では、礼拝の頌栄の前に、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」使徒言行録16:31との約束が告げられ、「私と私の家は主に仕えます」ヨシュア記24:15との告白が、会衆によってなされると伺った。声に出してみるのも良いことかもしれない。

共に暮らしていても、家族の心はバラバラという家庭が多い中で、神を中心に生きるクリスチャンホームは何と幸いなことか。夫婦喧嘩や親子喧嘩をしても、悔い改めて、一緒に十字架の前にひざまずき、お互いに赦し合うことができる。クリスチャンホームは、この地上で最も天国に近いといえる。私たちは、その証人になれる。

これから結婚を考える人には、是非、クリスチャンの伴侶と巡り合えるように祈り求めて頂きたいし、教会もまた彼らのために祈っていきたい。未信者と結婚したために、信仰から離れたり、とても辛い目にあっているというケースを私自身何度も見聞きしてきた。「信仰のない人々と一緒に不釣り合いなくびきに繋がれてはなりません」Ⅱコリント6:14と戒められたように、人生における価値観が全く違う相手と結婚生活がうまくいくことは少ない。主を中心とした家庭が築かれるように、祈り合おう!