「教会の約束」を心で唱えよう!

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「わたしたちは神の恵みによって、イエス・キリストを主と信じ、バプテスマを受けて、主の教会に加わったので、聖霊の導きによって、喜んで互いにこの約束をいたします。

わたしたちは、主にある兄弟姉妹の愛をもって愛し合い、互いの喜びと悲しみを分けあいます。

わたしたちは、教会は人によって成ったものではなく、神によって成ったものと信じます。主の日の礼拝、そのほかの教会の諸集会につとめて出席し、教会の交わりのきよくなること、栄えることを祈ります。わたしたちは、バプテスマと主の晩餐の二つの礼典、また聖書の教えと、教会の定めた秩序を守ります。

わたしたちは、この教会をささえ、全世界に主の福音をのべ伝えます。そして、神のみ旨の行われるために喜んで献金をいたします。

個人的な祈りと、家庭の礼拝をつとめ、神よりあずかった子どもたちを、神のみ旨にそうように教え、また、隣人を救い主に導くため、よい証しをたて、主と会う日まで、この約束を固く守ります。」

私たちの教会は、コロナ感染症が流行する前まで、月に一度、主の晩餐式の時、主への献身と会員相互の交わりが確かになることを願って、上記の『教会の約束』を斉唱してきた。今、改めて、この内容の豊かさに気づかされている。私たちは、ひとりでは生きることはできない。お互いの愛を必要としている。「喜び」は分かち合うことによって大きくなり、「悲しみ」は分かち合うことによって軽くなる。このコロナ禍において、お互いの愛によって、どれほど支えられて来ただろうか。

上尾キリスト教会は、今年、開拓50周年を迎えたが、「人によって成ったもの」なら、とっくに消滅していたのではないか。しかし、「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」ルカ12:32と約束してくださったように、「神によって成った」からこそ、神の国の実現をたくさんの恵みを通して見ることができた。

「主の日の礼拝、そのほかの教会の諸集会につとめて出席」できることは、あたり前ではなく、大きな恵みである。対面での礼拝も、またオンラインでの礼拝も出席ができない方がおられる。一緒に礼拝が捧げられる日の来ることを待ち望んで、祈りたい。そして、「この(上尾)教会をささえ、全世界に主の福音をのべ伝え」たい。このコロナ禍において、『教会の約束』を斉唱できなくても、心の中で唱えよう!