牧会30年の恵み

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来月、早いもので上尾教会に赴任して、30年を迎える。その間主から頂いた恵みは尽きないが、その中でも忘れられない恵みがある。それは、献児式に始まり、結婚式、葬儀式と、人生の節目節目に関わることができたことである。中には、献児式をした幼子が成長して、結婚式を挙げ、その家庭に子どもが与えられると、また献児式を行うという恵みに与った。一世代は30年とよく言われるが、二世代に亘って、神の祝福を見ることができたことは、感無量である。

「神の家族」が与えられたことも大きな恵みである。主を信じて、バプテスマを受けた方、また他の教会から転入会した方と、一緒に教会を建て上げ、信仰を支え合い、よき交わりを続けることができた。近い隣人は遠い兄弟にまさる。」箴言27:10とあるが、まさに自分の家族以上に親しくなり、辛い時、悲しい時、苦しい時に寄り添ってくれたのも神の家族である。核家族が進む中、幼児から高齢者まで毎週神の宮である教会で一緒に過ごせる神の家族とは、なんと心強い存在であろう。

「御言葉と祈りの共同体」として歩むことができたことも大きな恵みにある。30年前から始めた「親子聖書日課」に実に多くの方が励んでくださっている。毎日、同じ御言葉を聴くことによって、主の御心が各自に示され、心一つになって歩むことができた。もし、御言葉を一緒に聴くことがなければ、自分勝手に歩んでしまったであろう。主は御言葉を通して私たちに語りかけ、私たちは祈りを通して主に語りかけるので、「わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。」ヨハネ15:7ことを確かに経験することができた。

「会堂」「牧師館」が与えられたことも大きな恵みである。旧会堂は32坪の土地に一階は会堂、二階は牧師館であった。扇風機しかなかった会堂で今も礼拝を献げているとしたら、今年のような酷暑は熱中症で倒れる人が続出したのではないか、また奥まって目立たない所に建っていたので、伝道はますます困難であったことを思うと、この三井住宅の交差点前という最高の場所に19年前に会堂を建てて本当によかったと思う。そして、今年「牧師館」が与えられたことも、長年の夢が叶って、主が私たちの祈りに応えてくださったことに感謝したい。100名入る会堂が満ち溢れるように、また開拓伝道の幻に具体的な道が開かれるように、祈りを合わせていきたい。主はいつの日か叶えてくださると信じて、期待して歩んでいきたい。