さらに豊かな協力伝道を求めて!

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「協力伝道週間」を迎えた。「日本バプテスト連盟」が結成されたのは、1947年4月、昨年で70年が経った。16教会から始まった連盟は、「全日本にキリストの光を」の標語を掲げて、果敢に開拓伝道を行い、米国南部バプテスト連盟からの多大な人材・経済的支援もあって、全国に323教会・伝道所を生み出すまでになった。今日まで、協力伝道によって、国内・国外伝道が大きく進展したことを感謝したい。

私たち上尾教会は、1983年に連盟に加盟した。それは、一教会では担えない課題を、励まし合いながら共に担い、主の宣教命令に答えたいと願ったからである。

開拓当初から、連盟の諸教会から様々な人が応援に来てくださったこと、連盟が伝道支援をしてくださったこと、そして、会堂建築では5千万円の支援をしてくださったことなど、この協力伝道の働きがなければ、今日の上尾教会はなかったであろう。協力伝道は、上尾教会の自立を助け、私たちの信仰を大きく成長させてくれた。

しかし、連盟の協力伝道の歩みは、感謝すべき点だけではなかった。主の宣教命令に励む一方で、長い間、戦争責任には目をつぶり、社会の問題―命や平和、人権などに取り組むことを疎かにしてきたことを悔い改めたい。今も、性差別が教会に存在すること、女性牧師の招聘があとになること、職制もない「牧師配偶者」に対して、不当な要求をしてきたことなど、当事者に辛い思いをさせ、傷つけてきた。「靖国」「部落」「公害」「ホームレス支援」「日韓・在日連帯」「性差別」「“障害“者と教会」などの特別委員会の働きから学ぶことによって、「共に生きる教会」を目指していきたい。

今、連盟の協力伝道も大きな方向転換を余儀なくされている。右肩上がりの教勢の時代は過ぎ去った。礼拝出席者もバプテスマ者も協力献金も年々減少している。日本キリスト教団では、2030年には現在の現住倍餐会員の60%が召天するという試算をしているが、連盟の諸教会も60歳以上の会員比率が50%を超えるようになり、少子高齢化が予想以上に早く進んでいる。勿論、高齢化は決して悪いものではない。高齢者から信仰の豊かさを学ぶことができ、賜物も溢れている。信仰には定年がないので、生涯、主に仕えていただきたいと願う。その一方で、次の時代を担う若者を捉えていくことも急務である。そのために、どのような協力伝道が求められているのか、従来の発想や思考、前提の枠組みに捉われないで、話し合う必要性に迫られている。今秋の「協力伝道会議」は、その機会として大いに期待したい。